鍼灸治療の得意分野です。
正式が呼び名ではありませんが
病院の検査では
「異常はない」→「でも患者は苦しい」→「カルテには自律神経失調症と」
というパターンもあるようです。
病態としては
交感神経と副交感神経の緊張度のバランスが崩れた状態
と説明されるのが一般的です。
自律神経の大きな働きを簡単に挙げると
①精神の調整・・・悲しい時に涙がでる、驚いたときに心臓がドキドキするなど
②神経の調整・・・体温を一定に保つ、などの調整。ホメオスターシスといいます。
③内分泌の調整・・・ホルモンの分泌と密接に関係している。
④免疫の調整・・・細菌やウイルスに対しての抵抗力をつける。
こうした働きが乱れてくると
交感神経が優位になりすぎるのか
副交感神経が優位になりすぎるのか
で違ってきますが
イライラ、同期、息切れ、不眠、頭痛
めまい、冷え性、全身の発汗、食欲不振
便秘、下痢、血圧の上昇や下降・・・
さまざまな症状がでてきます。
実は
ハリ灸経絡治療のすごさを思い知った最初の症例が
律神経失調症でした。
外へもあまり出られないほどということで
出張治療で治療を行った患者さんです。
冬だというのに大量の汗、
寒さで震えて氷のように冷たい足、
お腹も冷え食欲も全然ない、動機・・・
診察をし、ツボにハリを施すと
震えが止まり汗も引いてくる。
だいぶ症状も落ち着き
そのあと食欲が戻るまでは
数回の治療を要しましたが
自然治癒力の強化の重要性を痛感した症例でした。
大礒
世田谷区・二子玉川の鍼灸院・経絡治療 /ながさわ鍼灸治療院/お灸教室<自律神経失調症・耳鳴り・顔面神経麻痺・腰痛>